Posted on

【本革学校】レザーケア用品

【皮革ブラシ】
革製品ケアの基本アイテムのひとつです。多くは馬の尻尾の毛が使われることが多いです。主な革用ブラシの目的は、汚れ、ホコリを落とすことです。革製品のお手入れをする際、汚れを落とさずにクリームや油を塗ると、汚れ自体を保護してしまうため、汚れ落としの重要アイテムです。

【皮革用クリーナー】
名前のとおり、革製品の汚れを落とすためのクリーナーです。チューブタイプ、スプレータイプ、消しゴムタイプなど様々な種類があります。また、性質も弱酸性・中性・アルカリ性があります。なお、クリーナーとしての強さはアルカリ性のものがもっとも強いですが、革への作用も強いため、取り扱いの際は注意が必要です。

【皮革用消しゴム】
革製品の汚れを消しゴムのようにして汚れ落としをするケアグッズです。よごれた部分をやさしくこすることで汚れを落とすことができます。多くの製品でスムースレザーだけでなく、起毛タイプの革製品の汚れ落としもできるようになっています。携帯性もたかいので、持ち歩きにも便利です。液状のケアグッズではシミになりやすいようなアイテムに最適です。

【サドルソープ(皮革用石鹸)】
革の汚れを落とすための石鹸です。皮革を自宅でクリーニングするためのお手入れグッズです。革製品のお手入れグッズでは珍しく水を使って洗います。特に頑固な汚れを落とすために使いますが、スエード、爬虫類の革、アニリン革には利用できません。

【皮革用クリーム】
皮革の色や艶を出したり、防水、汚れや傷などに対する保護機能などを持たせるためのクリームです。乳化クリームタイプ、オイルタイプ、液体タイプ、エアゾール(スプレー)タイプがあります。それぞれのタイプにより主とする作用が異なります。また、皮革の種類や加工法ごとに専用クリームがあります。

【保革油(オイル)】
革に油分を補給して皮革の寿命を延ばす上で重要なアイテムです。革を柔らかく柔軟にするほか、乾燥によるひび割れを防ぎ、水に弱い皮革に対して防水性を与えます。色がついているものや無色透明なものまであります。

【ミンクオイル】
動物のミンクから取れる動物性のオイルです。ただし、市販されているミンクオイルの中には有機溶剤などが添加されたものが多いですが、純粋なミンクオイルも販売されています。
購入の際は注意しましょう。革への浸透がよく、革を柔らかくする性質があります。
革小物、財布、ベルト、キーホルダーなど多くの革製品に利用することができるアイテムです。

【ラナパー】
ワックス配合オイルのことです。蜜蝋とホオバオイル、ラノリン、ワセリン(鉱物油)が配合されています。ラナパーにはロウが配合されているため、撥水(防水)効果が高いのが特徴です。ミンクオイルと比較して革を柔らかくする作用は少ないので、革の形を保ちたい場合はラナパーの方が適しているといえます。

【マスタングペースト】
革のお手入れ用の馬の油です。革に対して高い浸透性を持っており、ミンクオイルと比較しても浸透性が極めて高いといわれています。
油分以外にも革の品質を保つ各種栄養を含んでおり、革製品のお手入れアイテムとして重宝されています。

【皮革用防水スプレー】
水に弱い革製品に対してシリコンやフッ素化合物などが主成分であるスプレーを塗布することで、撥水機能をつけるためのスプレーです。革の表面仕上げ方法によりそれぞれのタイプにあったスプレーがありますので、それぞれに合ったものを選ぶようにしましょう。また、ものによっては、シミやムラができることもあるので、目立ちにくい場所でテストすることをお勧めします。

【起毛革用保護スプレー】
皮革用クリームを塗ることができないスエードやヌバックといった革製品に吹き付けることで色落ちを防いだり、また色が抜けてしまった起毛革の色を補色できるタイプのものもあります。色の点だけでなく、油汚れや水汚れなどを防止する効果もあります。

【シューキーパー】
革靴のお手入れ・保管に欠かすことができないお手入れグッズです。プラスチック製のものから木製のものまであり価格帯も様々です。革靴を保管する際に型崩れを予防するだけでなく、脱臭・防カビ作用など革靴の保管マストアイテムのひとつです。