【本革学校】播州姫路の革事情

(このページだけ温度が違いますが、ご了承くださいw)

世界有数の技術力と生産能力を誇る日本ですが、
中でも姫路、播州地域は国内シェア70%を誇り、日本有数の革の産地である事だけは紛れもありません。

革を作る事に専念してきた先人たちから引き継がれた長い歴史があり、
『地域全体での分業制』が確立されていますので生産性が違います。

日本全国革の生産地は数あれど、
これだけの集合地帯で分業制にて革の製作しているのは日本では姫路、播州地域のみです。

近代的な生産体制になってからは100年ほどですが、
古い歴史資料を調べますと江戸時代までさかのぼって幕府に納める民芸品として作られてたようです。一説には平安時代から皮革産業が確立されていたのではとのことです。
集合地帯での革作りをしている唯一の地域は、他とは訳が違います。

分業制のメリットを最大限に生かして『各工程に特化』した職人の育成や、
各社が自分の担当する工程の最新機械の導入を行ってきました。

他地域では考えられないレベルを地域全体として確立していて、
実際に革作りのレベルではイタリア、ヨーロッパと比べても引けをとらないどころか、日本ならではの領域を確立してます。

各製作工程ごとに各分野のプロフェッショナルがいるので、
ブランドやメーカー、消費者の要望に最大限応えれる環境になってます。
『日本(姫路)で作れない革は無い』という技術が生まれたと言っても過言ではありません。

ただ現場を見れば、
きつい、汚い、危険。いわゆる3Kの環境。
大手商社や問屋に利益の大半を持っていかれる収益構造もあって、
労働条件もさほどよろしくなく、職人は自分たちの仕事を理解していないように感じます。

自分たちの仕事がいかに誇らしく、粋で、カッコいいか。
この事実に気付いてもらうことが、この事業を始めたきっかけです。

ただ姫路が皮革産業都市として認知されにくいのは、皮革『素材』の製造に徹してきたから。

商社や問屋、一部のメーカーに販売しているだけでは、一部の業界的な認知しかされないため、
皮革素材を使った鞄や財布、靴といったレザーアイテムを地域として発信していく。

レザーアイテムを加工する職人やデザイナーを地域で育成して、地域に集めていく。
皮革の工場に加え、レザーアイテムの工房が集積する地域を目指します。

播州姫路が、世界屈指の皮革産業都市として広く認知されるよう、レザー姫路本陣も精進する所存です。