【本革学校】鞣し方

天然素材である本革は、お届け後も時間とともに変化をしていきますが、
お手元にお届けする時点でも、その仕上げ方によっていろんな表情を見せます。

『鞣し方』はその代表格で、
それぞれの仕上げ方法によって、まったく風合いが異なるものができます。

 
▼鞣し方

鞣すというのは、『皮』を『革』にすること。
革が柔らかいと書くように、水分を多く含むデロデロの『皮』を、しなやかで温かみ柔らかさのある『革』にすることです。
ちなみに、柔らかくなるだけでなく、耐熱性と耐酵素性(バクテリア分解のされにくさ)も加わります。

当店では、3種類の鞣し方で革を加工してます。
(当店の鞣し方以外にも、油脂鞣し、アルデヒド鞣し、合成樹脂鞣しなどありますが、現在ではあまり一般的でないことや、下記3つの鞣し方であらゆる風合いに対応した本革が製造できてしまうため、3つの鞣し方に限定しています。)

 
◇タンニン鞣し
植物由来の水溶性化合物であるタンニンを使用して鞣す方法です。
このタンニンは、タンパク質と強く結合するという化学変化が起こることで、鞣されていきます。
天然のやり方なので、鞣すだけで数か月と結構な時間がかかります。

(タンニン鞣しの特徴)
・経年変化が多い(情緒豊か)
・比較的重い(クロム鞣しと比べたら)
・密度が高く硬い
・コバが出にくい(スパッと切れます)

 
◇クロム鞣し
原皮を水戻しして、石灰脱毛、再石灰漬けにした後2枚に分割

 
◇半ヌメ・脱クロム鞣し
クロム鞣しをした後に、タンニン鞣しをするという手法で鞣していくので、
混合鞣しとか、コンビネーション鞣しとも呼ばれてます。